交通広告は、通勤・通学などの生活動線で自然に接触を生み、認知拡大からブランド浸透、来店促進まで幅広く活用できる広告媒体です。本記事では、交通広告の種類や効果、メリット・デメリット、効果測定、成果を高めるポイントを解説します。
この記事でわかること
- 交通広告は、通勤・通学などの生活動線で反復接触を生み、自然な認知につなげやすい
- 駅広告・車両広告、バス広告、タクシー広告など、さまざまな媒体がある
- リーチ・反復・強制視認・リーセンシー・SNS拡散・エリア絞り込みなど、複数の効果が期待できる
- 電鉄の調査データや、Webの検索状況、ブランドリフト調査などで効果を検証できる
- 成果を高めるには、広告目的に合った媒体選定とKPIの設定、Webとの連携が重要
交通広告とは
交通広告は、鉄道・バス・タクシーなどの車両や、駅・バス停といった交通関連施設に掲出される広告の総称です。屋外広告(OOH)の主要な広告手法の一つで、日常の移動動線上で生活者に訴求できます。
駅や路線、車両など掲出場所によって接触時間やリーチできるターゲットが異なるため、広告の目的に合った媒体を選ぶことが大切です。近年は、動画や音声を活用できるデジタル媒体も増えており、認知拡大から商品・サービスの訴求まで幅広く活用されています。
【関連記事】OOHとは?種類やメリット、DOOHとの違いから掲出の流れまで徹底解説|OOHCmedia
交通広告の主な種類
交通広告は様々な掲出場所や形式の媒体があります。それぞれ接触時間やリーチできるエリアが異なるため、広告の目的やターゲットに合わせて媒体を組み合わせることが重要です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 駅広告・車両広告 | 駅構内や電車の車体・車両内にある広告媒体で、通勤・通学時の反復接触による認知拡大に適しています。 |
| バス広告 | 車内や車体、バス停などに掲出する広告で、沿線住民など地域を絞った訴求に適しています。 |
| タクシー広告 | 比較的長い乗車時間を活かした商品・サービスの訴求に向いています。 |
駅広告・車両広告
駅広告・車両広告は、駅構内や電車内など、通勤・通学の生活動線上で幅広いターゲットに訴求できます。媒体の種類も多く、目的や訴求内容に応じて使い分けられます。
駅広告には、デジタルサイネージ、ポスター、柱巻きやフロア広告などのSP広告、駅看板などがあります。駅やエリアを絞って出稿できるため、特定のターゲットに効率よく訴求できます。
車両広告には、電車内のデジタルサイネージや中づり・まど上・ドア横などのポスター、ステッカーなどがあります。乗車中の一定時間に繰り返し接触でき、路線を選ぶことで沿線利用者に絞った訴求も可能です。
バス広告
バス広告は、車内・車体・バス停などに広告を掲出し、沿線住民や地域の生活者に訴求できます。車体ラッピングは走行中の高い視認性を活かした認知拡大に、車内ポスターやステッカーは乗車中の継続的な訴求に適しています。バス停広告はバス利用者や周辺の生活者に訴求でき、店舗集客やブランド認知向上とも相性が良い媒体です。広告面が大きくインパクトがあり、強い印象を残すことができます。
タクシー広告
タクシー広告は、車体や車内に広告を掲出して街を行きかう歩行者や車両、乗客に訴求できます。車体ラッピングは高い視認性を活かした認知拡大に、車内デジタルサイネージは乗車中の接触時間を活かした動画広告に適しています。特にタクシーは経営者やビジネスパーソンの利用も多く、BtoB商材や高価格帯の商品・サービスの訴求にも活用されています。
交通広告の効果
交通広告の効果は単一の指標ではなく、複数の特性が組み合わさって発揮されます。ここでは、ジェイアール東日本企画が整理する特性「4R+S(Reach・Repeat・Reality・Recency・Share)」に加え、独自に「エリア絞込」も取り上げながらそれぞれの効果と特徴を解説します。
| 効果 | 中身 |
|---|---|
| Reach:広範囲のリーチ | 都市部の膨大な鉄道利用者に一度に到達できる |
| Reach:広範囲のリーチ | 通勤導線で同じ広告に毎日繰り返し接触が生まれる |
| Reality:強制視認 | 生活者の意思に関係なく視界に入る |
| Recency:リーセンシー効果 | 購買地点の近くで直前接触が発生する |
| Share:SNS拡散 | インパクトある展開で二次接触が広がる |
| エリア絞込 | 路線・駅単位でセグメントできる |
Reach:広範囲のリーチ
都市部の主要駅・路線を活用することで、短期間でも多くの生活者にリーチできます。ジェイアール東日本企画の移動者調査によると、首都圏で週1回以上電車を利用する人は約57%(2025年12月調査)に達しており、特に鉄道利用の多い大都市圏では高い到達力が期待できます。
参考:ジェイアール東日本企画「近年の首都圏生活者の鉄道利用実態(TOPICS)」
Repeat:反復接触
通勤・通学で同じ駅や路線を利用する生活者には、広告への反復接触が自然に生まれます。毎日の移動で同じメッセージに繰り返し触れることで、ブランド認知や商品名の想起を高めやすい点が交通広告の特長です。意識的に広告を見ようとしなくても接触機会を積み重ねられるため、継続的な認知形成に適しています。
Reality:強制視認
車両内や駅構内では、生活者の意思にかかわらず広告が視界に入りやすく、自然な視認機会が生まれます。電車内のデジタルサイネージや駅貼りポスターなどは、移動中に繰り返し目に触れるため、広告を意識して見ようとしなくても情報を届けやすい点が特長です。
Recency:リーセンシー効果
駅周辺の商業施設や店舗の近くで広告に接触できるため、購買行動の直前に情報を届ける「リーセンシー効果」が期待できます。駅ビルや地下街、駅前のコンビニ・ドラッグストアなど、購買地点に近い場所で広告を見てもらうことで、その場での購入や帰宅後の検索など、次の行動につながりやすくなります。
Share:SNS拡散
インパクトのある交通広告は、SNSへの投稿を通じて広告接触者以外にも認知を広げられる可能性があります。駅のジャック展開や特殊クリエイティブ、車体ラッピングなどは写真や動画に収められやすく、SNSでの二次拡散や話題化につながります。交通広告とスマートフォンを組み合わせることで、オフラインの接触をオンラインへ広げられる点も特長です。
エリア絞込
交通広告は、路線・駅・エリア単位で掲出範囲を絞り込めるため、ターゲットに合わせた効率的な訴求が可能です。駅や路線によって利用者層が異なるため、若年層やビジネスパーソン、地域住民など、商材と親和性の高いエリアを選んで出稿できます。地域密着型の集客や特定エリアでのBtoB訴求など、無駄を抑えた広告展開に活用できます。
交通広告のメリット
交通広告のメリットは、公共交通機関ならではの信頼感や、生活者に自然に情報を届けられる受容性の高さにあります。Web広告とは異なり、広告を能動的に探していない層にも接触できる点も特長です。これらの特性が、交通広告の認知形成や行動喚起につながります。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 信頼性の高い掲出環境 | 公共交通機関などの審査を経て掲出されるため、企業やブランドへの信頼感を醸成しやすい |
| 自然な受容性 | 広告ブロックの影響を受けにくく、生活動線の中で自然に接触してもらいやすい |
| 新規認知の拡張 | 検索などの能動的な情報収集を行わない層にも、日常の移動中に接触できる |
公共交通機関の信頼性がブランドイメージを後押しする
公共交通機関に掲出される交通広告は、掲出環境への信頼感が企業やブランドの印象にもつながりやすい媒体です。鉄道各社などは独自の広告審査基準を設けており、一定の審査を経て広告が掲出されます。そのため、広告そのものへの受容性を高め、ブランドへの安心感や信頼感につながることが期待できます。
広告ブロックの影響を受けず自然に接触されやすい
交通広告は、スマートフォンなどで表示されるデジタル広告のように広告ブロックの影響を受けにくく、生活動線の中で自然に接触してもらいやすい媒体です。駅や車内など、日常的に利用する空間で繰り返し目に触れることで、ブランドへの認知や理解を徐々に高められます。
検索されにくい層にも新規認知を広げられる
交通広告は、まだ商品やサービスを知らず、検索などの能動的な情報収集をしていない層にも接触できる広告媒体です。移動中の偶発的な広告接触によって新たな認知のきっかけをつくり、Web広告だけでは届きにくい潜在層へのアプローチにも活用できます。
交通広告のデメリット
交通広告には、Web広告と比較したときに準備期間や媒体枠の制約が生じます。事前にスケジュールを踏まえた計画が必要になる点は押さえておく必要があります。
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| 準備期間 | 掲出前の審査・製作・取付作業などに一定期間を要する |
| 媒体枠の希少性 | 人気の駅・路線は枠の押さえが必要 |
掲出開始まで一定の準備期間が必要
交通広告を掲出するまでは、広告のデザイン審査・広告物の製作、納品、取付作業など複数の工程があるため、Web広告のように即日での入稿・掲出はできません。駅貼りポスターでは、電鉄によるデザイン審査から掲出まで2~3週間前後かかるケースもあります。デジタルサイネージなどデータ入稿型の媒体でも、1週間以上前の入稿が必要な場合があるため、キャンペーン開始日から逆算してスケジュールを組むことが重要です。
人気の媒体枠は早め確保が必要
交通広告の枠数には物理的な限りがあるため、人気の駅や特殊媒体は掲出希望時期の数か月前から枠が埋まる可能性があります。特に渋谷・新宿・原宿などのジャック展開や大型ビジョン、特殊な仕掛けを伴う媒体はキャンペーン時期に申し込みが集中します。申し込みスケジュールは早めに把握しておくことが大切です。また、候補媒体の代替案を用意しておくと安心です。
交通広告の効果測定
交通広告は「効果が見えづらい」とされることがありますが、近年は電鉄の調査データやWeb上の検索数の測定、ブランドリフト調査などを活用し、接触者数や認知・態度変容を検証しやすくなっています。出稿後の効果検証や、次回施策の改善・判断にも活用できます。
| 手法 | 分かること |
|---|---|
| 電鉄の利用者データ | 駅や路線の乗降人数、駅利用者の性別・年代内訳など |
| 検索キーワード | 広告掲出前後での検索数の変化 |
| ブランドリフト調査 | 認知・好意度・購入意向の変化 |
電鉄の利用者データ
各電鉄が公開している利用者データを見ることで、路線・駅ごとの利用者数の他、利用者の年代・性別などが分かる場合もあり、広告の到達規模を数値で示しやすくなります。
検索キーワードによる効果測定
広告クリエイティブに検索キーワードを掲載し、出稿前後の検索数の変化を確認することで、交通広告による認知・興味喚起の効果を測定できます。Webサイトへの流入や問い合わせ数とあわせて分析することで、広告接触後の行動変化も把握しやすくなります。
【関連記事】OOHの効果測定とは?主要な指標や具体的な手法の選び方を解説|OOHCmedia
ブランドリフト調査で態度変容を測る
ブランドリフト調査は、交通広告の接触者と非接触者を比較し、認知度・好意度・購入意向などの変化を測定する手法です。掲出前後のWeb調査などを通じて、広告接触によるブランドへの態度変容を可視化できます。リーチ数だけでは把握しにくい広告効果を数値化できるため、次回施策の改善や投資判断にも活用できます。
どうすれば交通広告の効果を高められる?
交通広告の効果を高めるには、媒体の物量だけでなく、目的・KPIの設定、ターゲットに合わせた媒体選定、視認時間を考慮したクリエイティブ設計、Web広告との連携が重要です。4つのポイントを押さえて施策全体を設計することで、より高い広告効果が期待できます。
| ポイント | 実務での押さえどころ |
|---|---|
| 目的の設定 | 認知獲得・ブランドリフト・行動喚起など、広告の目的と指標を決める |
| 媒体・エリアの選定 | ターゲットが利用する路線・駅を絞る |
| クリエイティブ設計 | 媒体の特性や視認シーンに合わせたクリエイティブを制作する |
| Web広告連携 | 広告を検索行動を受け止める導線を用意 |
出稿目的とKPIを最初に定める
交通広告の効果を高めるには、掲出前に出稿目的を明確にすることが重要です。新商品の認知獲得、ブランドリフト、店舗誘客など、目的によって適した媒体・エリア・クリエイティブは異なります。「何を、どの指標で、どの程度」目指すのかを事前に決めておくことで、出稿後の効果測定や次回施策の改善にもつなげやすくなります。
ターゲット像から路線や駅を絞り込む
交通広告は、路線や駅によって利用者属性が異なります。ターゲットが多く利用する路線・駅・時間帯を把握し、掲出エリアを絞り込むことが成果を左右します。平日の通勤時間帯と休日の外出時間帯など、ターゲットの行動に合わせて接触機会を設計することも重要です。
視認時間に合わせたクリエイティブを制作する
交通広告は、媒体ごとの視認時間に合わせてクリエイティブを設計する必要があります。例えば、車内広告は比較的じっくり見てもらえる一方、車体広告は短時間で内容を理解できるシンプルな表現が適しています。デジタルサイネージでは、動画の冒頭で目を引き、短時間でもブランドやメッセージが伝わる構成が重要です。
Web広告と組み合わせて検索行動につなげる
交通広告で認知を広げた後、検索や購入などの行動につなげるには、Web広告との連携も有効です。クリエイティブに覚えやすい検索キーワードを掲載し、そのキーワードに関連する検索広告などを並行して運用することで、認知から検討・行動までの導線を設計できます。
OOH Cmediaで自社に合う交通広告を探すには?
OOH Cmediaでは、国内外の交通広告・屋外広告・イベントスペースなどを、エリアや媒体種別、出力形式などの条件から検索・比較できます。路線・駅・エリアなどを絞り込み、目的や予算に合った候補媒体を効率よく探すことが可能です。個別の媒体資料を取り寄せる前に、幅広い選択肢を俯瞰できるため、社内での比較検討や媒体選定にも活用できます。
費用や出稿条件は時期によって変動する場合があります。具体的な出稿を検討する際は、お問い合わせください。
OOH CmediaでOOHの問合せをするメリット
OOH Cmediaへのお問い合わせには、当社のOOH専門スタッフが対応します。お問い合わせいただいた媒体の最新情報はもちろん、予算やエリアなどのご希望に合った媒体や、時期によっては限定キャンペーンもご提案します。
また、入稿・デザイン審査・各種申請代行・製作施工管理まで、OOHの申し込みから掲出まで一貫してサポートしており、OOH専門の代理店として媒体選定から掲出まできめ細かく伴走いたします。
まとめ:交通広告は目的と媒体選定で成果が決まる
交通広告は、通勤・通学時の反復接触や公共交通機関ならではの信頼感、エリアを絞った訴求、SNSでの拡散など、さまざまな効果が期待できます。成果を高めるには、目的・KPI、ターゲット、クリエイティブ、Web広告との連携を意識して媒体を選ぶことが重要です。
一方、交通広告は媒体やプランが多く、費用や仕様も異なります。人気媒体は早く枠が埋まることもあるため、早めの情報収集と比較検討がおすすめです。
OOHCmediaを運営している株式会社ケシオンはOOH専門の代理店です。当社の実績とノウハウを活かし、全国のOOHからご予算や広告目的にあった最適な媒体やプランをご提案いたします。交通広告で迷ったら、お気軽にご相談下さい。
交通広告の費用は、媒体の種類や路線・駅、掲出期間によって大きく異なります。本記事では、電車・駅・バス・タクシーの広告媒体について種類と費用相場を解説します。あわせて、費用対効果を高める媒体選定のポイントを、ご紹介します。
この記事でわかること
- 交通広告の費用は、媒体の種類・路線・駅・掲出期間によって大きく異なる
- 交通広告は、通勤・通学や生活動線上で繰り返し接触でき、認知形成に適している
- 広告効果を高めるための媒体の選び方と指標の考え方
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交通広告の費用を決める要素は?
交通広告の費用は「どの媒体を、どの路線・駅で、いつからいつまで掲載するか」の組み合わせで決まります。主要な変動要素は3つに整理できます。
| 費用変動の要素 | 費用への影響 |
|---|---|
| 媒体費、製作施工費 | ・媒体によってサイズや掲出面数が異なり、媒体費(掲載料金)が変動する ・媒体費とは別途で、製作施工費がかかる場合がある ・デジタルサイネージは放映プランによって料金が変動する |
| エリア(路線・駅) | ・利用者が多い駅の媒体など、広告接触人数が多い媒体は高価になる傾向がある |
| 掲載期間・時期 | ・掲載期間が長いほど掲載費用は高くなる ・繁忙期など時期によって値段が変わる場合がある |
媒体費、製作施工費
交通広告の費用は、媒体の種類や広告サイズによって大きく異なります。例えば、広告面にポスターを複数枚連続で掲出する媒体は、掲出するポスターの枚数が増えるほど媒体費(掲載費)や製作施工費(印刷費・取付撤去作業費)が高くなる傾向があります。
同サイズのデジタルサイネージでも、1面のみの放映と、複数面を連動させたネットワーク放映では費用に大きな差があります。また、デジタルサイネージの場合は時間当たりの放映回数など放映プランによっても料金が変動します。
エリア(路線・駅)
駅の規模によって広告に接触する見込み人数が変わるため、料金に大きく影響します。
例えば、ターミナル駅の大型デジタルサイネージと郊外の駅のデジタルサイネージでは、相場が異なります。
また同じ媒体でも、路線によって料金が変わる場合があります。
例えば、JR東日本の「山手線」と「南武線・鶴見線」は料金が大きく異なります。
掲載期間・時期
掲載期間が長くなるほど、媒体費は高くなります。ただし、掲載期間が長引くほど1週間当たりの単価は下がる傾向にあります。また、繁忙期などシーズンによって料金が変動する媒体もあります。広告の目的や予算に適した掲出期間を検討することが大切です。
電車広告の費用相場
電車広告は、沿線のターゲットが通勤・通学するタイミングで繰り返し訴求できます。掲出位置や広告の種類によってフォーマットや視認されるシーンが異なるため、広告の目的やターゲットに合わせて選ぶことが重要です。
実際の料金は、路線や掲出期間などの条件によって変動するため、個別の見積もりで確認する必要があります。
| 電車広告の種類 | 主な特徴 | 相場の参考価格 |
|---|---|---|
| 車内デジタルサイネージ | ドアや窓の上部に設置されたデジタルサイネージ広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 中づりポスター | 車内中央上部に掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| まど上ポスター | 窓上部のスペースに掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| ドア横ポスター | 窓上部のスペースに掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| ドアステッカー・窓ステッカー | ドアや窓に掲出するステッカー広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 車内広告のジャックプラン | 車内の広告スペースを1社で独占する広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 車体ラッピング広告 | 電車の車体全体や一部に掲出する広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
車内デジタルサイネージ
車内デジタルサイネージは、ドア上やまど上のモニターで映像を放映する広告媒体です。乗車中や乗降時に自然と視界に入りやすく、動画で商品やブランドの魅力を伝えることができるのが特徴です。
費用は放映秒数や掲出期間・路線によって異なり、15秒のCMを1週間流す場合では約数十万円から、主要路線では数百万円規模になることもあります。
中づりポスター
中づりポスターは、電車の天井から吊り下げて掲出する広告媒体です。乗客の視線に入りやすく、高い視認性が特長です。新商品やキャンペーンの告知など、短期間で幅広く認知を広げたい場合に活用されることの多い媒体です。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
ドア横ポスター
ドア横ポスターは、電車のドア横に掲出する広告媒体です。乗降時や立っている乗客の視線に入りやすく、高い視認性が特長です。商品やサービスの認知拡大からキャンペーン告知まで幅広く活用されます。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
まど上ポスター
まど上ポスターは、電車内の窓の上部に掲出する広告媒体です。乗車中に繰り返し目に入りやすく、商品やサービスの認知向上に適しています。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
ドア上ステッカー・窓ステッカー
ドア上ステッカー・窓ステッカーは、電車のドア上部や窓ガラスに掲出する広告媒体です。車内ポスター広告と比べて安価なため、長期掲出でのブランディングにも人気の媒体です。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
広告貸切車両(トレインジャック)
広告貸切車両は、車内デジタルサイネージや中づりポスター、まど上ポスター、ドア横ポスターなどをまとめて掲出する広告プランです。乗客に強制的に視認させるため、高い認知効果が期待できます。新商品発売やイベント告知、ブランドキャンペーンなど、短期間で大きな話題化を狙う施策に活用されています。費用は路線や掲出期間、対象編成数によって異なります。
車体ラッピング
車体ラッピングは、電車やバスの車体全体または一部に広告を掲出する広告媒体です。沿線の利用者や駅利用者だけでなく、街中を走行することで幅広い層へ訴求できます。高い視認性とインパクトがあり、ブランド認知の向上や話題化を目的としたプロモーションに活用されています。費用は車両の種類やラッピング範囲、掲出期間によって異なります。
駅広告の費用相場
駅広告は、駅構内のさまざまな位置と表現方法で展開できる媒体群です。乗降客の動線に沿って配置されており、駅の規模によって相場が変動します。
| 広告の種類 | 主な特徴 | 費用相場の目安 |
|---|---|---|
| デジタルサイネージ | 大型のデジタルサイネージや、複数面でネットワーク放映できるものなど、様々な価格帯や種類がある | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 駅貼りポスター | 大型の広告枠にポスターを連続して掲載したり、駅を横断して掲載できるセット媒体など、さまざまな価格帯や種類がある | ・1枚だけ掲出する場合は1週間あたり数万円 ・ターミナル駅で複数枚連貼りするものや、複数駅にナットワーク掲出するものは1週間あたり約数十万~数百万円 |
| SP広告 | 柱巻き、臨時ポスター、壁面・壁・天井のラッピングなど自由度の高い表現で強い印象を残せる | 1週間あたり数十万円〜数百万円が目安 |
| イベントスペース | 駅構利用者向けにイベントを実施できる | 1週間あたり数十万円〜数百万円が目安 |
デジタルサイネージ
駅構内のデジタルサイネージは、改札周辺やコンコースなどに設置されたモニターで映像を放映する広告媒体です。動画ならではの表現力を活かし、商品やブランドの魅力を効果的に伝えられます。
費用は駅や放映秒数、掲出期間によって異なり、15秒・1週間で数万円程度のものから、首都圏の主要駅では数百万円規模になるケースもあります。
駅貼りポスター
駅貼りポスターは、駅構内のポスターボードに掲出される広告媒体で、B0・B1・B2といった規格サイズで展開できるのが特長です。1枚のみ掲出する場合、費用相場は1週間あたり数千円~数万円からと手頃で、駅の等級や掲出枚数によって単価が変わります。乗降客の目線に合わせて配置されるため、通勤・通学の日常的な導線で繰り返し視認され、着実な認知形成につながります。
一方、ターミナル駅等で複数枚を連続で掲載したり、複数駅にまとめて掲出してエリア全体に訴求するポスターセット広告は1週間で数百万円になることもあります。
SP広告
SP広告(セールスプロモーション広告)は、柱巻き、臨時ポスター、壁面・壁・天井のラッピングなど、駅構内の空間を活用する広告媒体です。通常の広告枠より自由度の高い表現ができ、乗降客の動線上で強い印象を与えられることから、キャンペーンやイベント告知に多く活用されています。費用は掲出場所や規模によって異なり、数十万円から数百万円程度が目安です。
イベントスペース
駅構内でイベントを実施できるスペースです。駅利用者に商品の体験を促したりブランドのアピールをすることができます。スペースごとに費用や利用条件が異なります。
バス広告・タクシー広告の費用相場
バス広告とタクシー広告は、電車・駅広告とは異なる接触機会を持つ交通広告です。バスは地域密着型の訴求、タクシーは車内での高い広告視認率を活かした訴求に適しています。媒体ごとの特性を理解し、目的やターゲットに合わせて選ぶことが重要です。
| 広告の種類 | 主な特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| バス停広告 | バス停や待合スペースに看板やポスター、デジタルサイネージを掲載する広告 | 1週間あたり約数十万~数百万 |
| バス広告 | バスの車体をラッピングしたり、バス車内のポスターやステッカーに掲載する広告 | 車体ラッピングは1ヵ月あたり約数万~数十万円、車内の広告は1週間あたり数千~数万円 |
| タクシー広告 | タクシーの車体をラッピングしたり、タクシー車内のデジタルサイネージ等に掲載する広告 | 1週間あたり約数百万円 |
バス停広告
バス停広告は、バス停や待合スペースに掲出する交通広告です。利用者がバスを待つ時間に繰り返し接触できるため、高い視認性が期待できます。地域密着型のプロモーションや店舗集客に適しているほか、複数面にネットワーク掲出することで認知向上やブランディングにも活用されています。費用は設置場所や掲出期間によって異なります。
バス広告
バスラッピング広告・車内ポスター・ステッカー広告は、バスの車体や車内を活用する交通広告です。車体ラッピング広告は走行しながら幅広い層へ訴求でき、車内広告は乗車するたびに繰り返し接触できます。いずれも地域密着型の店舗やサービスの認知向上、来店促進に適しています。費用は広告の種類や掲出期間、路線、掲出車両数によって異なります。
タクシー車内デジタルサイネージ
タクシーラッピング広告・車内デジタルサイネージは、タクシーの車体や車内を活用する交通広告です。車体ラッピングは街中を走行しながら幅広い層へ訴求でき、車内デジタルサイネージは乗車中の高い広告接触率を活かして商品やサービスをじっくり伝えられます。ビジネスパーソンや経営層などBtoB向けのアプローチに活用されることも多く、費用は広告の種類や掲出期間、配信台数などによって異なります。
交通広告を選ぶメリットは?
交通広告は、Web広告や他のマス広告にはない特長を持つ広告媒体です。通勤・通学などの生活動線上で繰り返し接触できるため、高い認知効果が期待できます。媒体ごとの強みを理解し、目的やターゲットに合わせて選定することが重要です。
| メリット | 得られる効果 |
|---|---|
| 通勤導線での反復接触 | 毎日同じ場所での視認により記憶に定着する |
| 生活空間での信頼形成 | 公共空間への掲出という文脈で信頼感が高まる |
| SNSでの二次波及 | 話題化されたクリエイティブがオンラインで拡散される |
通勤導線で繰り返し接触され記憶に残る
交通広告の大きな強みは、通勤・通学などの生活動線上で繰り返し接触できることです。毎日同じ駅や電車内で広告に触れることで、自然と商品やブランドの認知が積み重なり、記憶に残りやすくなります。Web広告のように簡単に閉じられない環境で継続的に訴求できるため、認知形成に適した広告媒体です。
公共空間での接触で信頼感を高められる
交通広告は、公共空間に掲出されることから、広告に対する信頼感を得やすい媒体です。駅や街中の広告は一定の審査を経て掲出されるため、その安心感がブランドや企業への信頼につながります。特にBtoBサービスや高価格帯の商品・サービスでは、認知向上だけでなく、問い合わせや購入検討を後押しする効果も期待できます。
SNSで二次波及して認知が広がる
交通広告は、掲出場所での接触だけでなく、SNSでの拡散によって認知を広げられる媒体です。話題性のあるクリエイティブやインパクトのある掲出は、写真や動画の投稿を促し、オンラインでの二次拡散につながることがあります。オフラインとオンラインを組み合わせたプロモーションを展開しやすい点も、交通広告の特長です。
広告効果を高める交通広告の選び方
交通広告は、媒体ごとに掲出条件や特性が異なるため、目的とターゲットを明確にしたうえで媒体を選ぶことが重要です。また、出稿前に効果測定の指標を設定しておくことで、広告効果を検証しやすくなります。
| 検討ステップ | 判断のポイント |
|---|---|
| 広告目的 | ターゲット・広告目的の整理 |
| エリア(路線・駅) | 媒体社が提供する利用者データや乗降客属性などを参考に、ターゲットが多く利用する駅や路線、エリアを選定する |
| 媒体・プランの比較検討 | 媒体社が提供する利用者データや乗降客属性などを参考に、ターゲットが多く利用する駅や路線、エリアを選定する |
| 広告効果の指標 | 広告目的に応じたKPIを設定する |
ターゲット・広告目的の整理
交通広告の効果を高めるには、媒体選定の前に「誰に、何を届けるか」を明確にすることが重要です。認知拡大や来店促進、指名検索の獲得など目的を整理し、ターゲットも「20代女性」ではなく「都心に通勤する20代女性会社員」のように具体化することで、最適な駅・路線・時間帯を選びやすくなります。
路線や駅の利用者データを事前確認する
路線や駅ごとの利用者データを活用すると、自社ターゲットが多く利用する掲出場所を選びやすくなります。利用者の属性は鉄道会社が提供する利用者属性データを参考にするのが一般的です。乗降客数の多さだけで判断するのではなく、ターゲットとの親和性やリーチ数、掲出期間、費用などを総合的に比較することが大切です。
単体よりセットプランを比較検討する
交通広告は、同じ広告種別でも媒体や掲出条件によって費用や到達できるターゲットが異なります。複数の媒体・プランを比較し、リーチ数や利用者属性、掲出期間、費用などを総合的に検討することで、自社の目的や予算に合った媒体を選びやすくなります。
広告効果の指標を出稿前に決める
交通広告の効果を検証するには、出稿前に効果測定の指標を決めておくことが重要です。認知拡大であればリーチ数や検索数、集客であればWebサイトへの流入数や問い合わせ数など、目的に応じたKPIを設定することで、費用対効果を評価しやすくなります。
【関連記事】OOHの効果測定とは?主要な指標や具体的な手法の選び方を解説|OOHCmedia
広告代理店としての株式会社ケシオンの強み
交通広告は路線・駅・掲出タイプの選択肢が多いため、複数の媒体を比較・提案できる代理店へ相談すると、自社の目的や予算に合った最適なプランを選びやすくなります。ここでは当社の「広告代理店としての強み」をご紹介します。
全国の交通広告・OOH媒体を横断して比較・提案
全国の交通広告・屋外広告を横断的にお取り扱いしています。豊富な実績とノウハウを活かし、鉄道・バス・タクシー・デジタルサイネージ・ビルボードなどを比較しながら、目的やターゲット、予算に合わせた最適な媒体プランを総合提案いたします。
プランニングから掲出後のアフターフォローまでワンストップで対応
OOHの無料相談から媒体プランニング、枠押さえ、入稿・制作の進行管理、施工、掲出後のアフターフォローまでワンストップで対応しています。屋外広告物条例や媒体ごとの審査基準を踏まえた各種申請・調整の代行も行っており、担当者の負担を抑えながらスムーズに出稿を進められます。
交通・屋外広告を組み合わせた総合提案が可能
交通広告・屋外広告に加え、インストアメディアやイベントなど、多彩なOOH媒体を組み合わせたメディアミックスをご提案します。認知拡大や来店促進などの目的に応じて最適な組み合わせを設計し、広告効果の最大化を支援します。
まとめ
本記事のポイントを振り返ります。
- 交通広告の費用は、媒体・路線・駅・掲出期間などの条件によって大きく変動する
- 媒体ごとに特性や料金体系が異なるため、目的やターゲットに応じた媒体選定が重要
- 広告を掲載する前に、広告目的に応じたKPIの指標を設定する
- 交通広告は反復接触による認知向上や、公共空間での接触によるブランドリフト効果が期待できる
交通広告で成果を上げるには、媒体ごとの特徴や費用を比較し、自社の目的や予算に合った媒体を選ぶことが重要です。
OOH Cmediaは、交通広告や屋外広告、デジタルサイネージなどの主要OOH媒体を横断して検索・比較できる総合情報サイトです。エリアや媒体種別、料金の目安を比較しながら、最適な出稿先を効率よく検討できます。交通広告をご検討の際は、ぜひOOH Cmediaをご活用ください。
アドトラックとは、車体に広告を掲載し、街中を走行しながら宣伝を行う移動型の屋外広告です。LEDビジョンや音響設備を備えた車両もあり、エリアや掲出日時の指定に柔軟に対応できるインパクトメディアであることから、新商品やイベントの告知、ブランド認知の向上など幅広いプロモーションで活用されています。
本記事では、アドトラックの種類やメリット・デメリット、費用相場、出稿時に知っておきたいポイント、活用事例まで、出稿を検討する際に役立つ情報を分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- アドトラックの定義
- 車両の種類や特徴、費用相場の目安
- アドトラックに関する規制
- アドトラックのメリット・デメリットと出稿までの流れ
アドトラックとは?
アドトラックは、屋外広告(OOH)の中でも、車体に広告を掲載して街中を走行する移動型の広告媒体です。ビルボードや駅広告とは異なり、走行エリアや時間帯を指定できるため、ターゲットに合わせた広告展開や既存のOOHが少ないエリアでの宣伝を行いやすいことが特長です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アドトラックの定義 | 車体に広告を掲載し、広告宣伝のために走行する車両 |
| 広告が掲出される箇所 | 主に荷台の両側面と背面で、それ以外の部分もシートでラッピングすることでブランディングできる場合がある。 |
| 広告の仕様 | 一般的な4tアドトラックの場合、広告面が内照式で音響装置が付いているものが多い。 その他、広告面がLEDビジョンになっているタイプや、車体そのものが特殊な形状になっているタイプなど、大小様々なサイズや仕様のものがある。 |
アドトラックの定義
アドトラックは、車体に広告を掲載して街中を走行する移動型の屋外広告です。広告宣伝車、トラック広告、モビリティメディアなどと呼ばれることもあります。
一般的には4tトラックの荷台の両側面や背面に内照式の広告を掲出するものが多く、音源の放映ができるタイプの車体もあり、視覚や聴覚の両方から訴求します。4tトラック以外にも大小さまざまなサイズや仕様の車体があります。
都市部の繁華街だけでなく、OOHが少ない郊外エリアや、駅より車移動がメインとなる地方都市でも活用されています。エリアや時間帯を指定して走行したり、そのままイベント会場に搬入して展示できるため、ターゲットの動線やキャンペーンの内容に合わせた柔軟なプロモーションを実施できる点が特長です。
アドトラックの種類とサイズ
アドトラックは、車両サイズや広告面の仕様によって種類が分かれます。4tトラックの他にも、広告をLEDビジョンで放映できるものや、荷台に造作物を載せられるもの、車体自体が特殊な形状のものなど、さまざまな種類があります。広告の目的や走行エリア、訴求内容に応じて、最適な車両を選ぶことが重要です。
| 車両タイプ | 主な特性 |
|---|---|
| 4tトラック | 街中で広く使われる定番サイズ |
| 10tトラックモデル | 大型サイズで強い存在感がある |
| LEDトラック | 広告面がLEDで、複数クリエイティブを切替えたり動画を放映できる(※) |
| 特殊車両 | 車体そのものが特殊な形状をしている |
| ステージトラック | 造作物を載せて走行する |
| 軽トラック | 地域密着型に向く |
4tトラック
広告面が大きく繁華街でも存在感があり、視認性と運行範囲のバランスを確保できる仕様です。
内照式の照明と音響装置を搭載した仕様が一般的で、視覚と聴覚の両方で訴求できます。アーティストのリリース告知や新商品キャンペーンなど、認知を一気に広げたい施策で採用されることが多い車両です。
10tトラック
10tトラックタイプは、4tトラックよりさらに大型の広告面を備えた車両です。高い視認性が特長で、繁華街や幹線道路など人通り・交通量の多いエリアで強いインパクトを発揮します。新商品の発売や大型イベント、ブランドキャンペーンなど、短期間で広く認知を獲得したいプロモーションに適した車両です。
LEDビジョントラック
LEDビジョントラックは、広告面がLEDビジョンになっており、複数の静止画を切り替えたり動画を放映できる車体です。
※東京都では屋外広告物条例により、公道走行中は静止画のみ表示できます。イベント会場などの私有地に停車している場合は動画放映も可能です。東京都以外のエリアでも、運行エリアごとに屋外広告物条例に沿った運用が必要です。
特殊車両
特殊な形状の車体です。繁華街でも強いインパクトがあり、イベント会場では存在感のあるアイキャッチになります。車体によっては人を乗車させることもできるため、イベントやSNSと絡めたプロモーション施策と相性のいいメディアです。
ステージトラック
軽トラック・2tトラック
小型のアドトラックは、視認性と走行性を確保しつつ、費用面は4tトラックより抑えやすい点が特徴です。アドトラックが初めての企業でも検討する企業に選ばれやすいタイプとなっています。特定地域の認知を狙うローカル施策では、車両サイズの小ささが逆に親近感を生むこともあります。
アドトラックのメリット
アドトラックは、走行ルートや時間帯を設定できる屋外広告です。固定看板や駅広告にはない柔軟性を活かし、ターゲットに合わせたエリアで効率よく訴求できます。また、視覚と聴覚を組み合わせた訴求や、SNSでの話題化を狙いやすいことから、新商品やイベントなど短期プロモーションで多く活用されています。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 機動力 | ・日程や時間帯によって異なるエリアに移動しながら訴求できる ・既存のOOHが少ないエリアにも移動して訴求できる |
| 視認性 | 大型クリエイティブや音声で訴求できる |
| 拡散性 | SNS投稿を誘発し二次的な接触が増える |
| 柔軟性 | ・1日単位の運行に対応可能 ・キャンペーンに合わせて運行開始期間や終了期間を設定できる |
| コスト | 街頭のビルボードやビジョンと比較して、低コストに運用できる場合がある |
機動力を生かしたターゲティング
アドトラックは、事前に設定した走行ルートや時間帯に沿って運行できるため、ターゲットが集まる場所へ効率よく広告を届けられます。例えば、学生向けなら学校周辺や通学時間帯、ビジネスパーソン向けならオフィス街や通勤時間帯に合わせた運行が可能です。
固定看板や駅広告のように掲出場所が限定される媒体とは異なり、1日の中で複数のエリアを巡回できるため、目的に応じて幅広いターゲットへアプローチしやすい点が特長です。また、周辺に既存のOOHが少ないエリアでも広告を掲出できるのも強みです。
大型クリエイティブや音声で訴求できる
アドトラックは、大型の広告面や音声で視覚と聴覚の両方から訴求できる広告媒体です。昼夜を問わず高い視認性を確保しやすく、特に内照式のアドトラックは夜間の繁華街では強い存在感を発揮します。また、印象的な映像や音楽、ナレーションを組み合わせることで、ブランドや商品の記憶に残りやすく、認知拡大や話題化を目的としたプロモーションに適しています。
SNSで拡散され二次的な接触が増える
印象的なデザインや演出のアドトラックは、通行人が写真や動画を撮影し、SNSへ投稿するきっかけになりやすい媒体です。そのため、実際に広告を見た人だけでなく、SNSを通じてさらに多くの人へ情報が広がることも期待できます。
特に、アニメやゲーム、アーティストなどファン層が明確なコンテンツでは、自発的な投稿による拡散が起こりやすい傾向があります。繁華街や観光地では、訪日外国人による撮影・投稿が話題化につながるケースもあります。
運行期間を柔軟に設定できる
アドトラックは、車両タイプはプランによっては1日単位から出稿でき、短期間のプロモーションにも活用しやすい媒体です。新商品の発売日や映画の公開日、イベント開催日など、特定の日に集中的に認知を高めたい場面に適しています。
また、1週間や2週間など期間を指定した運行も可能で、キャンペーンの規模や予算に応じて柔軟に出稿できます。当社の場合、数か月以上の長期の運用もご相談可能ですので、お気軽にご相談ください。
街頭大型看板よりも低コストで掲出できる
アドトラックは、繁華街の大型ビルボードやターミナル駅の主要媒体と比べて、比較的少ない予算から実施しやすい広告媒体です。
例えば、4tロングトラックを7日間運行する場合の費用相場は百万~二百万程度で、大型ビルボードや大型ビジョンが数百万円になるのと比べると、費用を抑えながら高い視認性を確保できます。さらに、「午前中は渋谷で午後は新宿」のように1台で複数エリアを走行できるのも大きな強みです。
走行エリアや期間を調整しやすいため、予算に合わせて柔軟にプロモーションを設計できる点もアドトラックの魅力です。
アドトラックのデメリット
アドトラックは高い認知効果が期待できる一方で、天候や交通状況などの外部要因の影響を受けやすく、各自治体の規制にも対応する必要があります。出稿を検討する際は、こうした注意点も事前に把握したうえで計画を立てることが重要です。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 接触機会の変動 | 天候や交通状況で歩行者数が変わる |
| 周辺環境への配慮 | 公道の安全や周辺環境に配慮したクリエイティブや音量にする |
| 規制対応 | 事前審査や申請の手続きに時間と費用が必要 |
天候や交通状況の影響を受けやすい
アドトラックは公道を走行するため、天候や交通状況によって広告との接触機会が変動します。荒天時に歩行者が減少したり、事故や工事による渋滞・迂回が発生すると、予定どおりのルートを走行できない場合もあります。
駅構内広告や屋内サイネージと比べて外部環境の影響を受けやすいため、運行ルートやスケジュールには余裕を持って計画することが重要です。
周辺環境に配慮したプロモーションを心掛ける
アドトラックは、照明や音声によって高い注目を集められる一方で、演出によっては通行人にネガティブな印象を与える場合があります。例えば、住宅街や病院・学校周辺では、音量や演出内容への配慮が欠かせません。
広告内容や運行方法は各種基準やルールに沿って設計し、走行エリアに応じた適切な演出を行うことで、ブランドイメージを損なうことなく効果的なプロモーションにつながります。
事前審査や申請手続きが必要
アドトラックの運行には、屋外広告物条例に基づくデザイン審査や、警察署への道路使用許可申請が必要です。審査では広告内容や表現が確認され、修正が必要になる場合は追加の制作期間やコストが発生することもあります。 出稿スケジュールを組む際は、これらの審査・申請にかかる期間をあらかじめ考慮しておくことが重要です。※規制や手続きの詳細は後述の「アドトラックの規制と最新の改正」で解説します。
参考:Ⅵ.広告宣伝車自主審査基準 | 公益社団法人 東京屋外広告協会
アドトラックの費用
アドトラックの費用は、車両の種類・運行期間・走行エリアによって大きく変動します。費用項目を事前に把握しておくことで、予算計画や見積もり比較、社内決裁をスムーズに進めやすくなります。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 媒体費 | アドトラックの広告掲載費用 |
| 製作施工費 | アドトラックに取り付ける広告物の製作と取付作業の費用 |
| 出張費 | 運行エリアによっては出張費がかかります |
| その他費用 | 申請費、特殊展開にかかる費用など |
媒体費
アドトラックの広告掲載費用です。
製作施工費
アドトラックに取り付ける広告物の製作と取付作業の費用です。
出張費
車両の種類や走行エリアによっては、出張費が発生する場合があります。これは、アドトラックの運行スタッフやドライバーの移動にかかる費用で、通常の運行エリア外で実施する場合などに追加される項目です。内容によってお見積りさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
その他費用
道路使用許可申請や行政によるクリエイティブの審査手数料がございます。これらの費用は、当社の媒体では基本的に媒体費に含まれています。
また、内装制作、造作物の製作設置、乗車イベントの実施などの特殊展開を希望の場合、費用は別途お見積りさせていただきます。
アドトラックの規制と最新の改正
アドトラックは、公道を走行する屋外広告であるため、道路交通法や屋外広告物条例など複数の法令・条例の対象となります。近年では規制の見直しも進められており、アドトラックの実施時には走行エリアごとの最新の規制内容を確認し、審査や申請に必要な期間を踏まえて準備することが重要です。当社では法令に則って安全な運行を心掛けながら、お客様の希望や予算にあったアドトラックのプランをご提案しております。
| 関連する法令の例 | 主な内容 |
|---|---|
| 屋外広告物条例 | 公道を安全に運行するためのクリエイティブ審査 |
| 拡声機暴騒音条例 | 周辺の環境に配慮するための音声の放映に関する規制 |
| 東京都における都外ナンバーへの規制(2024年~) | 都条例施行規則改正により、都外ナンバーのアドトラックも東京都規制の対象に |
屋外広告物条例
屋外広告物条例施行規則は、屋外広告物のデザインや掲出方法を自治体ごとに定めたルールです。審査基準は、交通安全への配慮・公共空間にふさわしいデザイン・街区の景観への配慮・年齢や性別を問わず不快感を与えないデザイン・社会的弱者への配慮などです。合格すると審査済証が交付され、走行許可が下りる仕組みです。
参考:Ⅵ.広告宣伝車自主審査基準 | 公益社団法人 東京屋外広告協会
拡声機暴騒音条例
アドトラックで音声を流す場合は、「拡声機による暴騒音の規制に関する条例」などの規制対象となります。自治体ごとに音量基準や使用条件が定められており、基準を超える場合は警察による中止命令や防止措置命令の対象となることがあります。
特に住宅街や病院・学校周辺では、音量を下げる、音声を停止するなど、エリア特性に応じた運行管理が必要です。走行ルートを設計する段階から、周辺環境への配慮を組み込むことが重要です。
都外ナンバーへの規制(2024年~)
2024年6月30日付の東京都屋外広告物条例施行規則の改正により、東京都内を走行する都外ナンバーのアドトラックも東京都の規制対象となりました。改正前は都外ナンバー車両に都の規制が適用されず、規制を回避する形での運行が課題となっていました。
改正後は、都内ナンバー車両と同様に、デザイン審査・屋外広告物許可申請・屋外広告業の登録などの手続きが必要です。違反した場合は、許可取消や行政措置命令などの対象となる可能性があるため、出稿前に必要な手続きを確認しておくことが重要です。
参考:都外ナンバーの広告宣伝車に対して 東京都屋外広告物条例の規制が適用されます!
アドトラックを使うべきケースは?
アドトラックは、短期間で集中的に認知を獲得したい場合や、特定エリアで話題化を狙いたい場合に適した広告媒体です。新商品の発売やイベント告知などのキャンペーン施策に加え、継続的な露出によるブランド認知の向上にも活用されています。
目的やターゲットに合わせて走行エリア・時間帯・期間を設計することで、効果的なプロモーションを実施できます。
| 適したシーン | 活用の狙い |
|---|---|
| 短期集中による認知獲得 | 新製品発売やキャンペーン告知の話題作り |
| リリース直後の話題化 | 映画・音楽・ゲームの公開連動 |
| 特定エリアの集客 | 店舗開業やイベント来場の促進 |
| 長期接触による認知獲得 | ブランドの定着・想起を向上させる |
短期集中で認知を取りたいとき
アドトラックは、1日から1か月程度の短期間で集中的に認知を高めたい施策と相性の良い媒体です。新商品の発売週やキャンペーン期間に合わせて運行することで、特定エリアでの認知拡大や話題化が期待できます。
また、テレビCMやデジタル広告など他媒体の展開時期に合わせてアドトラックを走行させることで、複数の接点からブランドや商品の印象を強めるクロスメディア施策にも活用されています。
リリース直後の話題化を狙うときに向く
映画・音楽・ゲーム・アニメといったエンタメ系の新作リリースは、アドトラックが活用されやすい領域です。ファンが集まる秋葉原・池袋・渋谷といったエリアを走行させると、ファンによるSNS投稿と二次的な話題化を誘発できます。
キャラクターやアーティストの肖像を掲出すれば、ファンが撮影してSNSに投稿する流れも生まれやすくなります。プロモーション初動でバズを作りたいリリースキャンペーンに向く媒体です。
特定エリアの店舗集客を狙うとき
アドトラックは、新店舗のオープンやイベント開催など、特定エリアへの集客を目的とした施策にも適しています。店舗周辺の主要動線や競合店付近など、ターゲットが集まる場所を中心に巡回ルートを設計できるため、来店見込みのある層へ効率よく告知できます。
地域密着型プロモーションにおいては、主要エリアの広告では費用対効果を出しにくい地域施策でも、必要なエリアに絞って展開できる点がアドトラックの強みです。
長期的な接触で認知を高めたいとき
アドトラックは、短期的な話題化だけでなく、継続的な露出によるブランド認知の向上にも活用できます。一定期間、同じエリアを定期的に走行することで、通勤・通学者や地域住民など特定の生活圏にいる層へ繰り返し接触できます。
新サービスの認知拡大や地域でのブランド浸透を目的とする場合は、ターゲットが日常的に接触するエリアや時間帯を設定し、継続的な露出を設計することで記憶定着につなげやすくなります。
アドトラック出稿までの流れ
アドトラックは、申し込みから運行開始までにおおむね3~4週間前後の準備期間が必要です。広告デザインの確認や行政への申請手続きなどが発生するため、キャンペーン開始日から逆算してスケジュールを組むことが重要です。
特に新商品発売やイベント開催に合わせて運行する場合は、クリエイティブ制作や審査期間も考慮し、余裕を持って準備を進める必要があります。当社では、お申し込み後のクリエイティブ審査の手配から入稿、製作取付まで一貫してサポートする体制がございます。
| 手順 | 主な実施事項 |
|---|---|
| アドトラックの種類とエリアの決定 | 広告代理店に相談し、 ・アドトラックの比較検討 ・広告目的に合ったエリアと走行ルート検討 を行う。 |
| 屋外広告審査、デザイン入稿 | ・行政によるクリエイティブ審査 ・完成したデザインの入稿 |
| 運行開始日 | 運行開始日 |
手順1:車両とエリアを決める
最初のステップは、広告代理店への問い合わせとプランの検討です。広告目的・ターゲット層・予算・希望エリアを伝え、最適な車両と運行ルートを提案してもらいます。
車両の空き状況は時期によって変動するため、希望日程が決まった段階で早めに連絡する流れが理想です。見積書を確認し、媒体費や製作施工費などの内訳を把握して発注します。
手順2:屋外広告審査ののちデザインを入稿する
発注後は、指定のフォーマットに沿ってデザインデータを制作します。制作した広告クリエイティブは審査に提出し、掲載基準への適合を確認します。審査では、広告表現やデザイン内容が各種規定に沿っているか確認され、修正が必要になる場合もあります。
審査を通過したら、デザインデータを入稿します。運行開始日に合わせて入稿期限が設定されるため、修正対応や制作期間を考慮して余裕を持ったスケジュールで進行することが重要です。
参考:Ⅱ.車体利用広告デザイン審査申請手順 | 公益社団法人 東京屋外広告協会
手順3:運行開始日に走行とPRを始める
入稿データのデザインで広告物の製作・車体への取り付けを行い、運行開始日にアドトラックの走行を開始します。一般的な運行プランでは、出庫から帰庫までを含めて1日あたり約9時間拘束、実走行約8時間程度となるケースが多いです。
当社では、運行後にモニター写真をご提出しております。実施結果を確認し、次回キャンペーンの改善や効果検証に活用できます。
まとめ
この記事では、アドトラックの基本から費用・規制・活用方法まで、出稿判断に必要なポイントを整理しました。
・アドトラックは、走行エリアや時間帯を設定できる移動型屋外広告で、インパクトのある訴求力やSNS拡散が強み
・車両は4tロング・LED搭載車・特殊車両・小型トラックなどがあり、目的やエリアに応じて選択できる
・アドトラックの費用は、車体の種類や走行期間、走行エリア、実施内容によって変動する。
・東京都内を走行する場合は、都外ナンバーを含め規制対象となり、デザイン審査や許可申請が必要
・申し込みから運行開始までは約3~4週間が目安のため、キャンペーン日程から逆算した準備が重要
株式会社ケシオンは豊富な実績とノウハウに基づき、アドトラックの運行エリア・運行ルートのご提案から各種申請の代行、広告物の製作施工作業、当日の運行管理、運行後のモニター写真のご提出まで、アドトラックのプロモーションを一貫してサポートいたします。アドトラックをご検討の際は是非当社にご相談ください!