アドトラックの料金相場は?車体の種類別費用と発注前の確認点を解説

新商品やイベントの告知でアドトラックを検討する際、まず気になるのが料金です。費用は車体の種類や走行期間によって異なり、媒体費(掲載費)のほかに製作施工費や各種申請費などがかかる場合があります。
この記事では、車体の種類別の費用相場や追加費用、広告目的に合わせた車体選びのポイント、東京都の規制、依頼から走行までの流れをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- アドトラックの費用は主に車体の種類と走行期間で決まり、車体や実施内容によって製作施工費や出張費などの追加費用が加わる
- 4トンはコストとインパクト、特殊車体は話題化と、車体ごとに得意な場面が異なる
- 東京都内はデザイン審査と道路使用許可が必須で、2024年6月から都外ナンバーも規制対象になった
- 発注から走行開始まではおよそ3〜4週間が目安で、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切
アドトラックの料金相場は車体の種類で決まる
アドトラックの料金は、車体の種類・走行期間・走行エリアによって異なります。まずは全体の相場と、料金が変動する主な要素を解説します。
| 項目 | 費用への影響 |
|---|---|
| 車体の種類 | 車体により媒体費(掲載費)が異なる。 |
| 走行期間 | 走行期間により媒体費が異なる。 |
| 製作施工費 | 掲載する広告物の製作・取付・撤去作業費。 車体の種類や実施内容により異なる。 |
| 走行エリア | エリアにより出張費がかかる。 |
| その他費用 | エリアにより出張費がかかる。 |
車体の種類と走行期間
アドトラックの媒体費は、車体の種類に大きく異なります。また、走行期間は1週間単位や1日単位で設定できるものが多く、最低運行期間が設けられている場合もあります。まずは目的に合った車体と走行期間の目安を決めておくと、見積もりを依頼しやすくなります。
この二軸に走行エリアの条件が加わって、最終的な見積もりが組み上がります。
製作施工費
アドトラックに取り付ける広告物の製作と取付・撤去作業の費用です。なお、当社の4tトラックは媒体費に製作施工費が含まれています。
※一部の特殊車体は実施内容により製作施工費を別途お見積りしています。
出張費
車体や走行エリアによっては、出張費が発生する場合があります。これは、アドトラックの運行スタッフやドライバーの移動にかかる費用で、通常の運行エリア外で実施する場合などに追加される項目です。内容によってお見積りさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
その他費用
道路使用許可申請や行政によるクリエイティブの審査手数料です。これらの費用は、当社の媒体では基本的に媒体費に含まれています。
また、内装制作、造作物の製作設置、乗車イベントの実施などの特殊展開を希望の場合、費用は別途お見積りいたします。
車体の種類別の特徴とおすすめ業種
アドトラックの車体にはいくつかの種類があります。広告の目的や走行エリア、訴求内容に応じて、適正な車体を選ぶことが重要です。
| 車体 | 向いている場所 |
|---|---|
| 4tトラック | 街中で広く使われる定番サイズ |
| 10tトラック | 大型サイズで強い存在感がある |
| LEDビジョントラック | 広告面がLEDで、複数クリエイティブを切替えたり動画を放映できる(※) |
| 特殊車体 | 車体そのものが特殊な形状をしている |
| ステージトラック | 造作物を載せて走行する |
| 軽トラック | 地域密着型に向く |
4tトラック
大型ビジュアルのインパクトを活かしたいコンテンツと相性のよい車体です。大型キャンペーンでは、複数のルートを同時に走らせる展開にも使われます。
1回の走行あたりの接触数が伸びやすく、投下コストに対する認知獲得の効率を高めやすくなります。
人気業種:アニメ・ゲーム・音楽アーティストのリリース、コスメ、Saasなど
10tトラック
10tトラックは、4tトラックよりさらに大型の広告面を備えた車体です。高い視認性が特長で、繁華街や幹線道路など人通り・交通量の多いエリアで強いインパクトを発揮します。
おすすめ業種:音楽アーティストのリリース、コスメ、番組宣伝など
LEDビジョントラック
LEDビジョントラックは、広告面がLEDビジョンになっており、複数の静止画を切り替えたり動画を放映できる車体です。
おすすめ業種:ライブ告知、ファッション、映画
※東京都では屋外広告物条例により、公道走行中は静止画のみ表示できます。イベント会場などの私有地に停車している場合は動画放映も可能です。東京都以外のエリアでも、運行エリアごとに屋外広告物条例に沿った運用が必要です。
参考:広告宣伝車|屋外広告物|東京都都市整備局
特殊車体
特殊な形状の車体です。繁華街でも強いインパクトがあり、イベント会場では存在感のあるアイキャッチになります。車体によっては人を乗車させることもできるため、イベントやSNSと絡めたプロモーション施策と相性のいいメディアです。
おすすめ業種:ラグジュアリーブランド、コスメ、ゲーム、映画、番組宣伝
おすすめ業種:番組宣伝、コスメ、若者向け商材、学校と親和性のある商材や作品
おすすめ業種:ラグジュアリーブランド、ファッション、コスメ、番組宣伝
ステージトラック
荷台部分に造作物を設置できるタイプと荷台のウィングを開くとステージになるタイプがあります。
おすすめ業種:映画、キャラクター系、商品のリニューアル告知、タレントを起用したキャンペーン
おすすめ業種:ゲーム、ファッション
軽トラック・2tトラック
小型のアドトラックは、視認性と走行性を確保しつつ、費用面は4tトラックより抑えやすい点が特徴です。アドトラックが初めての企業でも検討する企業に選ばれやすいタイプとなっています。コンパクトな車体は商業施設などのイベントスペースに搬入しやすいというメリットもあります。
おすすめ業種:地域密着ビジネス、全国の小規模会場を巡行するイベント
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アドトラックがOOHで選ばれる強み
アドトラックは、数あるOOH(屋外広告)のなかでも独自の強みを持っています。設置型の媒体にはない特性を理解すると、施策の設計に活かせます。
| 強味 | 内容 |
|---|---|
| 機動性 | 狙った層のいる時/場所に移動して訴求 |
| 機動性 | 街での遭遇がSNS投稿を誘発 |
| 連携性 | 他のOOHと組み合わせて効果を増幅 |
機動性:ターゲットのいる場所に移動できる
アドトラックの大きな強みは、広告そのものが移動できる機動性です。ビルボードや屋外ビジョンなどの設置型媒体は掲出場所が固定されますが、アドトラックはターゲットが集まるエリアを選んで走行できます。
時間帯や曜日に合わせて走行エリアを変更できるため、ターゲットの生活動線に合わせた露出も可能です。キャンペーンの開始日に合わせてPR走行をスタートしたり、平日と休日で走行エリアを変えたりするなど、目的に応じて柔軟に運行できます。
拡散性:街での遭遇がSNS二次拡散を生みやすい
アドトラックは、街なかで突然広告に遭遇する「サプライズ性」があり、SNSでの話題化につながりやすいインパクトメディアです。大型ビジュアルを掲げた車体が街を走るため視認性が高く、通行者に強い印象を与えます。写真や動画を撮影してSNSに投稿するきっかけにもなり、自然な情報拡散につながります。
さらに、走行に合わせて公式アカウントやハッシュタグを活用した情報発信を組み合わせることで、走行エリアを越えて認知を広げることも可能です
連携性:他広告メディアの効果を増幅
アドトラックは、他の広告メディアと組み合わせることで、より効果的なプロモーションが可能です。例えば、繁華街のビルボードやデジタルサイネージで一定のエリアを押さえつつ、アドトラックを走行させることで、移動しながら接触機会を増やせます。
また、アドトラックはOOHが少ないエリアにも移動して訴求できるため、ターゲットがいるエリアを広範囲にカバーできます。同じエリアで複数のOOHに触れる機会をつくることで、ブランドや商品の認知・記憶定着にもつながります。
【関連記事】OOHとは?種類やメリット、DOOHとの違いから掲出の流れまで徹底解説|OOHCmedia
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アドトラック利用時の注意点
アドトラックの規制は、主に「屋外広告物条例(デザイン)」「拡声器の音量」「道路使用許可」の3つに分けられます。それぞれの基準や規制は自治体によって異なるため、走行予定エリアのルールを事前に確認し、出稿前に必要な申請を行うことが重要です。
屋外広告物条例
屋外広告物条例施行規則は、屋外広告物のデザインや掲出方法を自治体ごとに定めたルールです。審査基準は、交通安全への配慮・公共空間にふさわしいデザイン・街区の景観への配慮・年齢や性別を問わず不快感を与えないデザイン・社会的弱者への配慮などです。合格すると審査済証が交付されます。
※東京都では、2024年6月30日付の東京都屋外広告物条例施行規則の改正により、東京都内を走行する都外ナンバーのアドトラックも東京都の規制対象となりました。改正後は、都内ナンバー車体と同様に、デザイン審査・屋外広告物許可申請・屋外広告業の登録などの手続きが必要で、違反した場合は、許可取消や行政措置命令などの対象となる可能性があります。出稿前に必要な手続きを確認しておくことが重要です。
参考:Ⅵ.広告宣伝車自主審査基準|公益社団法人東京屋外広告協会
拡声機の音量
アドトラックで音声を流す場合は、「拡声機による暴騒音の規制に関する条例」などの規制対象となります。自治体ごとに音量基準や使用条件が定められています。
特に住宅街や病院・学校周辺では、音量を下げる、音声を停止するなど、エリア特性に応じた運行管理が必要です。走行ルートを設計する段階から、周辺環境への配慮を組み込むことが重要です。
参考:環境確保条例の拡声器に係る規制|東京都環境局
道路使用許可
アドトラックを公道で走行させるには、道路交通法第77条にもとづく道路使用許可が必要です。
参考:警察庁「道路使用許可の概要、申請手続等」
参考:警視庁「道路使用許可申請手続きについて」
依頼の流れとリードタイム(3〜4週間)
アドトラックの発注から走行開始までは、標準的におよそ3〜4週間が目安です。デザイン審査やデザイン修正に時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| アドトラックの種類とエリアの決定 | 広告代理店に相談し、 ・アドトラックの種類 ・広告目的に合ったエリアと走行ルート を決める。 |
| デザイン審査、デザイン入稿 | ・行政によるデザイン審査 ・完成したデザインの入稿 |
| 走行開始 | ・決められたスケジュールとルートで走行する |
手順1:アドトラックの種類とエリアの決定
最初の手順は、広告目的・ターゲット層・予算・希望エリアを整理して広告代理店に相談することです。この段階で、既存のデザイン素材の有無も共有しておくと話が早く進みます。エリアの規制や希望日程の空き状況も、ここで確認します。準備する情報が揃っているほど、その後の見積もりと計画がスムーズになります。
手順2:デザイン審査、デザイン入稿
広告のデザインは媒体社が指定する入稿日までに間に合うように入稿します。デザイン審査やデザインの修正に時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを事前に確認することが大切です。
手順3:走行開始
運行開始日にアドトラックの走行を開始します。一般的な運行プランでは、出庫から帰庫までを含めて1日あたり約9時間拘束、実走行約8時間程度となるケースが多いです。
当社では、運行後にモニター写真をご提出しております。実施結果を確認し、次回キャンペーンの改善や効果検証に活用できます。
また、走行後は、SNSでのハッシュタグ言及数や検索キーワードの検索数、サイトへの流入数などを組み合わせて広告効果を確認します。走行前の数値をベースラインとして記録しておくことで、施策前後の変化を比較しやすくなります。次回の施策改善や媒体選定にも活かすことができます。
全国キャラバンなど大型展開で確認すべき点
複数エリアを巡回する全国キャラバンのような大型展開では、単発の走行とは異なる確認事項があります。走行ルートやスケジュール、各エリアの規制などを含めた事前設計が重要です。具体的な運用や必要な対応は、媒体や走行条件によって異なりますが、ここでは一般的な確認事項を解説します
| 確認観点 | 内容 |
|---|---|
| 日程設計 | 移動距離を踏まえた無理のない行程 |
| 現地の場所確保 | 停車・撮影・待機場所の事前確認 |
| コスト確認 | ドライバーの出張コストの有無 |
移動距離を踏まえた無理のない日程を組む
全国キャラバンでは、走行する期間内に各エリアでの走行時間を確保できるよう、エリア間の移動にかかる日程を踏まえたスケジュールを立てる必要があります。ケシオンでは全国の主要都市でアドトラックを走行させた実績から、エリアを移動する順番や日程のご提案をさせていただきます。
エリアごとに停車・撮影・待機場所を押さえる
エリアごとに、停車や撮影、走行前後の待機場所を事前に押さえておく必要があります。ケシオンでは豊富な実績に基づいて下調べやロケハンを行い、キャラバン全体を円滑に進行させるプランをご提案いたします。
ドライバーの出張コストの有無を確認する
全国キャラバンなど、遠方のエリアで走行する際は出張費がかかるケースがあります。これは、アドトラックのドライバーや運行スタッフの移動にかかる費用で、通常の運行エリア外で実施する場合などに追加される項目です。内容によってお見積りさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
媒体選びに迷ったときの相談先
車体の種類・走行ルートの選定や規制の確認など、迷ったときはアドトラックを得意とする広告代理店に相談するのがおすすめです。
| 項目 | 相談で得られること |
|---|---|
| 走行エリア・走行ルート | 車種ごと・エリアごとの走行可能ルート |
| 走行プラン | 全国キャラバンなど実施する際の、企画運営を提案 |
| 手続き・各種申請 | デザイン審査や各種申請の代行 |
走行エリア・走行ルートルート
車体の種類によって走行可能な道路が変わったり、エリアによって音声放送やデザイン審査の基準が異なります。ケシオンではターゲット、広告目的、実施内容に合わせて、最適な車体、走行エリア・走行ルートをご提案させていただきます。
走行プラン
当社では全国規模のアドトラック案件に対応しております。各エリアで管理している車体を活用して複数エリアで同時一斉走行を実施したり、同じ車体で全国をキャラバンする企画もご提案可能です。ケシオンでは専門スタッフが車体の提案、エリア・ルート選定、運行管理、モニター撮影まで一貫して広告企画に伴走します。
手続き、各種申請
デザイン審査や道路使用許可の申請を当社で代行いたします。ケシオンではエリアごとの規制の確認なども含めて、運行に必要な手続きを行います。
まとめ
- アドトラックの料金は、主に車体の種類と走行期間で決まります。また、車体や実施内容により製作施工費や出張費などの追加費用が別途かかる場合があります。
- コストとインパクトなら4tトラック、話題化なら特殊車体など、予算と目的に合った車体を選ぶことが重要です。
- 東京都ではデザイン審査と道路使用許可が必須で、2024年6月から都外ナンバーも規制対象になりました。
- 発注から走行開始まではおよそ3〜4週間が目安で、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
アドトラックの実施には車体の種類の選定、走行エリア・走行ルートの検討、見積もり、規制の確認、走行中の運行管理と、検討すべき要素は多岐にわたります。
アドトラックのことで迷ったら、是非ケシオンにご相談ください!豊富な実績やノウハウをもとに、最適なプランをご提案いたします。
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