デジタルサイネージ広告の費用はいくらかかる?媒体別の相場と内訳を解説

デジタルサイネージ広告の費用は、媒体によって1週間あたり数万円から数百万円まで幅があります。費用の相場を理解することで、自社の予算や目的に合った媒体を選びやすくなります。本記事では、デジタルサイネージ広告の料金相場や、費用対効果の考え方、媒体選定のポイントを解説します。
デジタルサイネージ広告 媒体費の相場
費用を決める4つの要素
デジタルサイネージ広告の費用は、「エリア」「サイズ・面数」「放映秒数・回数」「掲載期間」によって大きく変動します。
エリアは、例えば駅構内のデジタルサイネージでは、新宿や渋谷などターミナル駅の大型媒体が1面当たり1週間で数百万円を超えるケースがあります。一方、ローカル駅では数万円台から出稿できる媒体もあります。また、1面のサイズが小さくても、広域に複数面でネットワーク放映できる媒体は媒体費が高くなる傾向があります。
放映秒数は、15秒や30秒が一般的で尺が長くなるほど料金は高くなります。また、1時間あたりの放映回数(ロール放映)によっても料金は変動します。媒体によっては広告枠を1社で買切ることも可能です。
掲出期間は、ブランド認知拡大のために長期間の放映で長期接触を図ったり、買切り広告で短期間に大きなインパクトを狙うなどの例があります。広告の目的や予算に応じて最適なプランを選ぶことが重要です。
種類別 媒体費の相場
媒体の種類ごとにリーチできるターゲットや料金相場が異なるため、目的や予算に合わせて選ぶことが重要です。ここでは、デジタルサイネージ広告の媒体費の相場を種類別にご紹介します。なお、以下で紹介する金額は一般的な目安であり、実際の料金は媒体や設置場所、掲載期間などによって変動します。
| 種類 | 媒体費の相場(1週間) | 特徴 |
|---|---|---|
| 屋外の大型ビジョン | 数十万~数百万 | エリア来街者に広く訴求 |
| 駅構内のデジタルサイネージ | 数万~数百万 | 通勤・通学する人への高頻度接触 |
| 電車内のデジタルサイネージ | 数十万~数百万 | 通勤・通学する人への高頻度接触 |
| 店内広告(インストアメディア)のデジタルサイネージ | 数十万~数百万 | 購買意欲の高い層に訴求 |
| タクシーのデジタルサイネージ | 数百万~ | BtoB、経営者向けに訴求 |
| 空港のデジタルサイネージ | 数十万~数百万 | 国内外の旅行者・ビジネスマンに訴求 |
屋外ビジョン(数十万~数百万)
屋外の大型ビジョンは、ターミナル駅前や繁華街の大型スクリーンに映像を配信する広告媒体です。料金は設置場所や放映回数によって異なり、渋谷や新宿などの主要エリア周辺では1週間あたり数十万万円台~数百万円が相場になりますが、郊外や地方都市では数万~数十万程度で配信できる媒体もあります。
高い視認性とインパクトを活かせるため、ブランド認知の向上や新商品のプロモーション、話題化を目的とした施策に適しています。中には複数のビジョンで同時に放映するシンクロ放映に対応した媒体もあります。
駅構内サイネージ(十数万~数百万)
駅構内のデジタルサイネージは、1面・1週間あたり5万円台から出稿できるプランもあり、媒体タイプのなかでは費用レンジが最も広い領域です。地方駅や単駅であれば数万円台から、新宿・渋谷・東京駅など主要ターミナル駅では1週間100万円を超えるケースもあります。料金は掲出する駅・面数・放映回数で決まり、乗降客数の多い駅ほど高くなる仕組みです。複数の主要駅をまとめて掲出するネットワークセットは数百万円規模になる一方、ターゲットとなる駅を絞り込めばコストを抑えられます。どの駅を選ぶかで費用が大きく変わるため、出稿候補を絞った段階で個別に見積もりを取るのが確実です。
電車内ビジョン(数十万~数百万)
電車内のデジタルサイネージは、車内ドア上や窓上などのモニターで放映する広告です。15秒素材を1週間単位で放映する場合、首都圏の主要路線をまとめて放映するプランでは数百万円が相場になりますが、単一路線やローカル路線であれば数十万円台から出稿できる媒体もあります。
料金は路線や放映秒数によって決まり、利用者数の多い路線ほど高くなる傾向があります。エリアを限定して効率よく訴求したい場合から、広域への認知拡大を目的とした出稿まで、予算や目的に応じてプランを選べます。
商業施設・店内(数万~数百万)
商業施設や店内のデジタルサイネージは、1週間あたり数万~十数万円から出稿できるプランがある一方、全国の店舗でネットワーク放映するプランでは数百万円以上になることもあります。来店する客層でターゲットをセグメントでき、購買意欲の高い来店客に売り場に近い場所で商品やキャンペーンを訴求できることが特長です。
レジ前や売り場付近など設置場所によってもプランが異なり、対象店舗を絞ることで費用を抑えることも可能です。食品や飲料、コスメ、日用品など、店頭での購買を促したい商材に適した広告媒体です。
タクシービジョン(数百万~)
タクシービジョンは、タクシー後部座席前のモニターで広告を放映する媒体で、1週間あたり数百万円台から、全国規模のプランでは1,000万円を超える場合もあります。経営者やビジネスパーソンなどへのアプローチに適しており、BtoBサービスや高価格帯商材の認知拡大によく活用されています。
料金は、配信エリアや対象車両数、広告の再生タイミングなどによって異なります。一般的に、乗車直後に放映される広告枠は視認性が高く、料金も高めに設定されています。音声付きで広告を配信でき、移動中に比較的長い時間視聴されやすいことも特長です。
空港のデジタルサイネージ(数十万~数百万)
空港のデジタルサイネージ広告は、1週間あたり数十万円から数百万円が費用相場です。料金は空港の規模や設置場所、放映期間、放映回数によって異なります。国内外の旅行者やビジネス利用者などへアプローチできることが特長で、インバウンド向け商品や高価格帯ブランド、観光・自治体プロモーションなどで多く活用されています。
費用対効果はどう判断する?
デジタルサイネージ広告の効果を評価する際は、推定視認者数によるリーチ数が代表的な指標となります。また、クリエイティブに検索キーワードを掲載し、検索数の変化を確認したり、広告掲出前後のWebサイトへの流入数を計測したりすることで、広告の成果を把握しやすくなります。
リーチ単価で接触コストを算出する
リーチ単価は、媒体費を推定視認者数で割り、1人あたりの広告接触コストを算出する指標です。例えば、同じ100万円の出稿でも、推定視認者数が10万人の媒体と100万人の媒体では、リーチ単価に大きな差が生じます。
推定視認者数は、媒体社が公表する通行量や乗降客数などをもとに算出されるのが一般的です。媒体費とあわせて比較することで、媒体ごとの費用対効果を把握しやすくなります。
ただし、リーチ単価だけで媒体を選ぶのではなく、ターゲットに適した設置場所かどうかも重要です。リーチ単価が高くても、自社のターゲットへ効率的にアプローチできる媒体であれば、高い広告効果が期待できます。
検索キーワードでWebに誘導する
クリエイティブに検索キーワードを掲載することで、サイネージ広告からWebサイトへの流入数を計測しやすくなります。推定視認者数に加え、出稿前後のキーワード検索数や問い合わせ数、Webサイトへの流入数などを比較しながら、自社に合った効果測定を行うことが重要です。 オフライン広告は効果測定が難しいとされますが、Webへの導線を設計することで、広告効果をより具体的に評価できます。出稿後の改善や社内での費用対効果の説明にも役立つ方法です。
媒体選定のポイント
費用に見合う成果を得るには、「ターゲットの動線」「予算配分」「媒体の比較検討」の3つが重要です。料金だけで媒体を選ぶのではなく、自社のターゲットや目的に合った媒体を選定することで、費用対効果を高められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリアの選定 | ターゲットの生活動線・移動動線にある媒体を選ぶ |
| 予算と掲載期間 | 短期キャンペーンと長期ブランディングの目的整理 |
| 候補媒体の比較検討 | 複数の媒体で費用やプランを比較する |
エリアの選定
媒体のエリアを選ぶ際に、自社ターゲットが通行している場所を探すことが重要です。例えば、20代女性向けコスメなら原宿・表参道・渋谷の街頭ビジョン、BtoBサービスならタクシービジョンやオフィス街、地域密着型の店舗なら地元スーパーや病院内のサイネージなど、ターゲットに合わせて媒体を選びます。
あわせて、媒体社が提供する通行量や利用者属性などのデータを確認すると、ターゲットへの到達しやすさを比較できます。リーチ数だけでなく、「誰に届くか」という視点で媒体を選ぶことが、費用対効果を高めるポイントです。
目的に合わせて予算や掲載期間を決める
広告の目的に応じて、予算や掲載期間を決めます。例えば、新商品発売や期間限定キャンペーンでは1〜2週間の短期集中配信で話題化を狙い、SNSやPR施策との相乗効果で認知を高めるケースが多いです。一方、常設店舗の案内や長期的なブランド認知拡大を目的とする場合は1〜3か月以上の継続掲載が適しています。長期掲載では短期掲載の場合より1日当たりの媒体費が安くなる傾向があるため、コストパフォーマンスに優れている場合が多いです。目的に合わせて、短期・長期のプランを使い分けることが大切です。
候補媒体の比較検討
エリアや予算、期間が決まったら、複数の媒体やプランで見積もりを取り費用や条件を比較することをおすすめします。媒体費だけでなく、リーチ数やターゲット属性、掲載期間、空き状況などもあわせて比較すると、自社に適した媒体を選びやすくなります。
迷う場合は、広告代理店に相談するのも手段の一つです。当社ではOOHのプロの観点から、全国の屋外広告・交通広告から最適なプランをご提案可能です。
目的に合う媒体を効率よく探すには?
予算や目的に合ったデジタルサイネージ媒体を選ぶには、エリアや媒体種別で候補を絞り込み、料金やリーチを比較したうえで、複数の媒体の見積もりを依頼する流れが効率的です。
ここでは、当社(株式会社ケシオン)が運営するOOHの総合情報ポータル「OOH Cmedia」の使い方の一例をご紹介します。
まずは「エリア」と「媒体種別」で絞り込む
候補を絞り込む際は、「出稿エリア」と「媒体種別」の2軸で媒体を絞り込むと効率的です。
例えば、「渋谷・街頭ビジョン」「梅田・交通・デジタルサイネージ」のように条件を設定すれば、全国の主要OOHの中から検討対象を絞り込めます。 提案を受ける前段階で、希望条件のOOHの種類や料金相場をまとめて把握できるため、初期検討のスピードが上がります。
候補媒体の「最新の情報」を問い合わせる
特に気になる媒体は、問い合わせフォームから無料で資料請求できます。 問い合わせフォームには「宣伝する商品やサービス」の他、「希望エリア」「予算」「実施時期」など分かる範囲でご記入ください。特に、「予算」「実施時期」が分かると、期間限定のお得なキャンペーン情報をご提案できる場合があります。また、OOH Cmediaに掲載しているのは当社がお取扱いしている媒体の一部ですので、お問合せ内容によっては、OOHの専門家の観点で追加の候補媒体をご提案させていただく場合があります。
媒体を比較検討する
情報が揃ったら、各媒体のプランやリーチ単価を比較して検討します。
当社ではOOHの専門スタッフが、情報収集から比較検討、お申込み、入稿、CM放映後のフォローまで、デジタルサイネージ広告の実施を一貫してサポートいたします。ご検討の際に気になることやご不明点はどのようなことでもお問合せください。
まとめ:適切な媒体選定が広告効果を高める
デジタルサイネージ広告の費用は、設置場所や掲載期間、放映秒数などによって大きく変動します。費用対効果を高めるには、相場だけでなく、自社の目的やターゲットに合った媒体を選ぶことが重要です。
- 媒体費は、媒体の種類や掲載条件によって数万円台から数百万円まで幅広い
- 費用対効果は、推定視認者数やWebサイトへの流入などをもとに評価する
- 媒体選定では、「ターゲット」「予算・掲載期間」「複数媒体の比較」の3つが重要
- OOH情報サイトを活用すると、エリアや媒体種別で候補を絞り込み、効率よく比較・検討できる
媒体ごとの費用相場を把握したうえで、自社のターゲットや目的に合う媒体を比較・検討することが、デジタルサイネージ広告の成果を高める第一歩です。株式会社ケシオンは宣伝したい商品やキャンペーンの詳細に合わせて、エリアの選定からご提案可能です。是非お気軽にお問合せください。
