交通広告の費用はどう決まる?媒体別の料金の考え方と選び方を解説

交通広告の費用は、媒体の種類や路線・駅、掲出期間によって大きく異なります。本記事では、電車・駅・バス・タクシーの広告媒体について種類と費用相場を解説します。あわせて、費用対効果を高める媒体選定のポイントを、ご紹介します。
この記事でわかること
- 交通広告の費用は、媒体の種類・路線・駅・掲出期間によって大きく異なる
- 交通広告は、通勤・通学や生活動線上で繰り返し接触でき、認知形成に適している
- 広告効果を高めるための媒体の選び方と指標の考え方
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交通広告の費用を決める要素は?
交通広告の費用は「どの媒体を、どの路線・駅で、いつからいつまで掲載するか」の組み合わせで決まります。主要な変動要素は3つに整理できます。
| 費用変動の要素 | 費用への影響 |
|---|---|
| 媒体費、製作施工費 | ・媒体によってサイズや掲出面数が異なり、媒体費(掲載料金)が変動する ・媒体費とは別途で、製作施工費がかかる場合がある ・デジタルサイネージは放映プランによって料金が変動する |
| エリア(路線・駅) | ・利用者が多い駅の媒体など、広告接触人数が多い媒体は高価になる傾向がある |
| 掲載期間・時期 | ・掲載期間が長いほど掲載費用は高くなる ・繁忙期など時期によって値段が変わる場合がある |
媒体費、製作施工費
交通広告の費用は、媒体の種類や広告サイズによって大きく異なります。例えば、広告面にポスターを複数枚連続で掲出する媒体は、掲出するポスターの枚数が増えるほど媒体費(掲載費)や製作施工費(印刷費・取付撤去作業費)が高くなる傾向があります。
同サイズのデジタルサイネージでも、1面のみの放映と、複数面を連動させたネットワーク放映では費用に大きな差があります。また、デジタルサイネージの場合は時間当たりの放映回数など放映プランによっても料金が変動します。
エリア(路線・駅)
駅の規模によって広告に接触する見込み人数が変わるため、料金に大きく影響します。
例えば、ターミナル駅の大型デジタルサイネージと郊外の駅のデジタルサイネージでは、相場が異なります。
また同じ媒体でも、路線によって料金が変わる場合があります。
例えば、JR東日本の「山手線」と「南武線・鶴見線」は料金が大きく異なります。
掲載期間・時期
掲載期間が長くなるほど、媒体費は高くなります。ただし、掲載期間が長引くほど1週間当たりの単価は下がる傾向にあります。また、繁忙期などシーズンによって料金が変動する媒体もあります。広告の目的や予算に適した掲出期間を検討することが大切です。
電車広告の費用相場
電車広告は、沿線のターゲットが通勤・通学するタイミングで繰り返し訴求できます。掲出位置や広告の種類によってフォーマットや視認されるシーンが異なるため、広告の目的やターゲットに合わせて選ぶことが重要です。
実際の料金は、路線や掲出期間などの条件によって変動するため、個別の見積もりで確認する必要があります。
| 電車広告の種類 | 主な特徴 | 相場の参考価格 |
|---|---|---|
| 車内デジタルサイネージ | ドアや窓の上部に設置されたデジタルサイネージ広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 中づりポスター | 車内中央上部に掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| まど上ポスター | 窓上部のスペースに掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| ドア横ポスター | 窓上部のスペースに掲出するポスター広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| ドアステッカー・窓ステッカー | ドアや窓に掲出するステッカー広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 車内広告のジャックプラン | 車内の広告スペースを1社で独占する広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 車体ラッピング広告 | 電車の車体全体や一部に掲出する広告 | 1週間あたり数十万~数百万円 |
車内デジタルサイネージ
車内デジタルサイネージは、ドア上やまど上のモニターで映像を放映する広告媒体です。乗車中や乗降時に自然と視界に入りやすく、動画で商品やブランドの魅力を伝えることができるのが特徴です。
費用は放映秒数や掲出期間・路線によって異なり、15秒のCMを1週間流す場合では約数十万円から、主要路線では数百万円規模になることもあります。
中づりポスター
中づりポスターは、電車の天井から吊り下げて掲出する広告媒体です。乗客の視線に入りやすく、高い視認性が特長です。新商品やキャンペーンの告知など、短期間で幅広く認知を広げたい場合に活用されることの多い媒体です。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
ドア横ポスター
ドア横ポスターは、電車のドア横に掲出する広告媒体です。乗降時や立っている乗客の視線に入りやすく、高い視認性が特長です。商品やサービスの認知拡大からキャンペーン告知まで幅広く活用されます。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
まど上ポスター
まど上ポスターは、電車内の窓の上部に掲出する広告媒体です。乗車中に繰り返し目に入りやすく、商品やサービスの認知向上に適しています。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
ドア上ステッカー・窓ステッカー
ドア上ステッカー・窓ステッカーは、電車のドア上部や窓ガラスに掲出する広告媒体です。車内ポスター広告と比べて安価なため、長期掲出でのブランディングにも人気の媒体です。費用は路線や掲出期間、掲出車両数によって異なります。
広告貸切車両(トレインジャック)
広告貸切車両は、車内デジタルサイネージや中づりポスター、まど上ポスター、ドア横ポスターなどをまとめて掲出する広告プランです。乗客に強制的に視認させるため、高い認知効果が期待できます。新商品発売やイベント告知、ブランドキャンペーンなど、短期間で大きな話題化を狙う施策に活用されています。費用は路線や掲出期間、対象編成数によって異なります。
車体ラッピング
車体ラッピングは、電車やバスの車体全体または一部に広告を掲出する広告媒体です。沿線の利用者や駅利用者だけでなく、街中を走行することで幅広い層へ訴求できます。高い視認性とインパクトがあり、ブランド認知の向上や話題化を目的としたプロモーションに活用されています。費用は車両の種類やラッピング範囲、掲出期間によって異なります。
駅広告の費用相場
駅広告は、駅構内のさまざまな位置と表現方法で展開できる媒体群です。乗降客の動線に沿って配置されており、駅の規模によって相場が変動します。
| 広告の種類 | 主な特徴 | 費用相場の目安 |
|---|---|---|
| デジタルサイネージ | 大型のデジタルサイネージや、複数面でネットワーク放映できるものなど、様々な価格帯や種類がある | 1週間あたり数十万~数百万円 |
| 駅貼りポスター | 大型の広告枠にポスターを連続して掲載したり、駅を横断して掲載できるセット媒体など、さまざまな価格帯や種類がある | ・1枚だけ掲出する場合は1週間あたり数万円 ・ターミナル駅で複数枚連貼りするものや、複数駅にナットワーク掲出するものは1週間あたり約数十万~数百万円 |
| SP広告 | 柱巻き、臨時ポスター、壁面・壁・天井のラッピングなど自由度の高い表現で強い印象を残せる | 1週間あたり数十万円〜数百万円が目安 |
| イベントスペース | 駅構利用者向けにイベントを実施できる | 1週間あたり数十万円〜数百万円が目安 |
デジタルサイネージ
駅構内のデジタルサイネージは、改札周辺やコンコースなどに設置されたモニターで映像を放映する広告媒体です。動画ならではの表現力を活かし、商品やブランドの魅力を効果的に伝えられます。
費用は駅や放映秒数、掲出期間によって異なり、15秒・1週間で数万円程度のものから、首都圏の主要駅では数百万円規模になるケースもあります。
駅貼りポスター
駅貼りポスターは、駅構内のポスターボードに掲出される広告媒体で、B0・B1・B2といった規格サイズで展開できるのが特長です。1枚のみ掲出する場合、費用相場は1週間あたり数千円~数万円からと手頃で、駅の等級や掲出枚数によって単価が変わります。乗降客の目線に合わせて配置されるため、通勤・通学の日常的な導線で繰り返し視認され、着実な認知形成につながります。
一方、ターミナル駅等で複数枚を連続で掲載したり、複数駅にまとめて掲出してエリア全体に訴求するポスターセット広告は1週間で数百万円になることもあります。
SP広告
SP広告(セールスプロモーション広告)は、柱巻き、臨時ポスター、壁面・壁・天井のラッピングなど、駅構内の空間を活用する広告媒体です。通常の広告枠より自由度の高い表現ができ、乗降客の動線上で強い印象を与えられることから、キャンペーンやイベント告知に多く活用されています。費用は掲出場所や規模によって異なり、数十万円から数百万円程度が目安です。
イベントスペース
駅構内でイベントを実施できるスペースです。駅利用者に商品の体験を促したりブランドのアピールをすることができます。スペースごとに費用や利用条件が異なります。
バス広告・タクシー広告の費用相場
バス広告とタクシー広告は、電車・駅広告とは異なる接触機会を持つ交通広告です。バスは地域密着型の訴求、タクシーは車内での高い広告視認率を活かした訴求に適しています。媒体ごとの特性を理解し、目的やターゲットに合わせて選ぶことが重要です。
| 広告の種類 | 主な特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| バス停広告 | バス停や待合スペースに看板やポスター、デジタルサイネージを掲載する広告 | 1週間あたり約数十万~数百万 |
| バス広告 | バスの車体をラッピングしたり、バス車内のポスターやステッカーに掲載する広告 | 車体ラッピングは1ヵ月あたり約数万~数十万円、車内の広告は1週間あたり数千~数万円 |
| タクシー広告 | タクシーの車体をラッピングしたり、タクシー車内のデジタルサイネージ等に掲載する広告 | 1週間あたり約数百万円 |
バス停広告
バス停広告は、バス停や待合スペースに掲出する交通広告です。利用者がバスを待つ時間に繰り返し接触できるため、高い視認性が期待できます。地域密着型のプロモーションや店舗集客に適しているほか、複数面にネットワーク掲出することで認知向上やブランディングにも活用されています。費用は設置場所や掲出期間によって異なります。
バス広告
バスラッピング広告・車内ポスター・ステッカー広告は、バスの車体や車内を活用する交通広告です。車体ラッピング広告は走行しながら幅広い層へ訴求でき、車内広告は乗車するたびに繰り返し接触できます。いずれも地域密着型の店舗やサービスの認知向上、来店促進に適しています。費用は広告の種類や掲出期間、路線、掲出車両数によって異なります。
タクシー車内デジタルサイネージ
タクシーラッピング広告・車内デジタルサイネージは、タクシーの車体や車内を活用する交通広告です。車体ラッピングは街中を走行しながら幅広い層へ訴求でき、車内デジタルサイネージは乗車中の高い広告接触率を活かして商品やサービスをじっくり伝えられます。ビジネスパーソンや経営層などBtoB向けのアプローチに活用されることも多く、費用は広告の種類や掲出期間、配信台数などによって異なります。
交通広告を選ぶメリットは?
交通広告は、Web広告や他のマス広告にはない特長を持つ広告媒体です。通勤・通学などの生活動線上で繰り返し接触できるため、高い認知効果が期待できます。媒体ごとの強みを理解し、目的やターゲットに合わせて選定することが重要です。
| メリット | 得られる効果 |
|---|---|
| 通勤導線での反復接触 | 毎日同じ場所での視認により記憶に定着する |
| 生活空間での信頼形成 | 公共空間への掲出という文脈で信頼感が高まる |
| SNSでの二次波及 | 話題化されたクリエイティブがオンラインで拡散される |
通勤導線で繰り返し接触され記憶に残る
交通広告の大きな強みは、通勤・通学などの生活動線上で繰り返し接触できることです。毎日同じ駅や電車内で広告に触れることで、自然と商品やブランドの認知が積み重なり、記憶に残りやすくなります。Web広告のように簡単に閉じられない環境で継続的に訴求できるため、認知形成に適した広告媒体です。
公共空間での接触で信頼感を高められる
交通広告は、公共空間に掲出されることから、広告に対する信頼感を得やすい媒体です。駅や街中の広告は一定の審査を経て掲出されるため、その安心感がブランドや企業への信頼につながります。特にBtoBサービスや高価格帯の商品・サービスでは、認知向上だけでなく、問い合わせや購入検討を後押しする効果も期待できます。
SNSで二次波及して認知が広がる
交通広告は、掲出場所での接触だけでなく、SNSでの拡散によって認知を広げられる媒体です。話題性のあるクリエイティブやインパクトのある掲出は、写真や動画の投稿を促し、オンラインでの二次拡散につながることがあります。オフラインとオンラインを組み合わせたプロモーションを展開しやすい点も、交通広告の特長です。
広告効果を高める交通広告の選び方
交通広告は、媒体ごとに掲出条件や特性が異なるため、目的とターゲットを明確にしたうえで媒体を選ぶことが重要です。また、出稿前に効果測定の指標を設定しておくことで、広告効果を検証しやすくなります。
| 検討ステップ | 判断のポイント |
|---|---|
| 広告目的 | ターゲット・広告目的の整理 |
| エリア(路線・駅) | 媒体社が提供する利用者データや乗降客属性などを参考に、ターゲットが多く利用する駅や路線、エリアを選定する |
| 媒体・プランの比較検討 | 媒体社が提供する利用者データや乗降客属性などを参考に、ターゲットが多く利用する駅や路線、エリアを選定する |
| 広告効果の指標 | 広告目的に応じたKPIを設定する |
ターゲット・広告目的の整理
交通広告の効果を高めるには、媒体選定の前に「誰に、何を届けるか」を明確にすることが重要です。認知拡大や来店促進、指名検索の獲得など目的を整理し、ターゲットも「20代女性」ではなく「都心に通勤する20代女性会社員」のように具体化することで、最適な駅・路線・時間帯を選びやすくなります。
路線や駅の利用者データを事前確認する
路線や駅ごとの利用者データを活用すると、自社ターゲットが多く利用する掲出場所を選びやすくなります。利用者の属性は鉄道会社が提供する利用者属性データを参考にするのが一般的です。乗降客数の多さだけで判断するのではなく、ターゲットとの親和性やリーチ数、掲出期間、費用などを総合的に比較することが大切です。
単体よりセットプランを比較検討する
交通広告は、同じ広告種別でも媒体や掲出条件によって費用や到達できるターゲットが異なります。複数の媒体・プランを比較し、リーチ数や利用者属性、掲出期間、費用などを総合的に検討することで、自社の目的や予算に合った媒体を選びやすくなります。
広告効果の指標を出稿前に決める
交通広告の効果を検証するには、出稿前に効果測定の指標を決めておくことが重要です。認知拡大であればリーチ数や検索数、集客であればWebサイトへの流入数や問い合わせ数など、目的に応じたKPIを設定することで、費用対効果を評価しやすくなります。
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広告代理店としての株式会社ケシオンの強み
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まとめ
本記事のポイントを振り返ります。
- 交通広告の費用は、媒体・路線・駅・掲出期間などの条件によって大きく変動する
- 媒体ごとに特性や料金体系が異なるため、目的やターゲットに応じた媒体選定が重要
- 広告を掲載する前に、広告目的に応じたKPIの指標を設定する
- 交通広告は反復接触による認知向上や、公共空間での接触によるブランドリフト効果が期待できる
交通広告で成果を上げるには、媒体ごとの特徴や費用を比較し、自社の目的や予算に合った媒体を選ぶことが重要です。
OOH Cmediaは、交通広告や屋外広告、デジタルサイネージなどの主要OOH媒体を横断して検索・比較できる総合情報サイトです。エリアや媒体種別、料金の目安を比較しながら、最適な出稿先を効率よく検討できます。交通広告をご検討の際は、ぜひOOH Cmediaをご活用ください。
